ながさき漫歩

 
   第一回  長崎くんち


  
10月7日より3日間、長崎では最大のイベント・諏訪神社大祭の奉納踊り「長崎くんち」が始まります。



 「長崎くんち」の伝統は寛永11年(1634年)以来370年余、殆ど毎年行われてきた。
昭和20年の終戦の荒廃の中にも「くんち」は行われ、奉納踊りは演じられた。
 最初の頃の「くんち」はそれを盛大にすることが「きりしたん」に手を焼いた長崎奉行にとって最高最善の政策であったと云う。

 

長崎奉行は諏訪神事を長崎一般市民の神事と設定し市民残らず諏訪神社の氏子となった。
   それは奉行所という最高権力の下に認められ、援助されたので当然に「くんち」は盛んになり栄えに栄えた。
  現在は7年に1回まわってくる当番になった踊り町は、一年位前より町民より寄付を募りその年の6月1日以後は奉納踊りの準備と「稽古」に追われる。





毎年約7ヶ町の当番の踊り町が、それぞれ伝統の踊りを受け継いで、絢爛豪華な踊りを奉納する。
奉納する踊りは、龍踊り・川船・唐人船・オランダ万才・龍船等々である。




中でも龍踊りは全国的
に有名である。
(長崎文献社「長崎辞典」より)
  






  10月7日〜9日  長崎へどうぞ